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rulezpeeps / designer マロンの日々想ふコト。

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坂田の海と山を未来の子どもたちに!

世界的なフリーダイバーで映画「グランブルー」で知られるジャック・マイヨール。世界の海を知り尽くした彼が愛した海が、この日本にもあることを知っていますか?

南房総・館山、そこにジャック・マイヨールが愛し、一年の半分をそこで過ごすほどに愛した坂田の海があります。房総半島の先端、東京湾の入り口に位置し、黒潮が流れ込む豊かな海は、 魚をはぐくむ豊かな海草が生い茂る東京湾の海のゆりかごです。この東京湾に残された豊かな海は、NHKによる一年にわたる記録ドキュメンタリー「アマモの草原、東京湾の魚のゆりかご」として放送され、大きな反響を呼びました。そしてまた、この坂田の海は、 世界のサンゴ分布の最北限でもあるのです。ジャックさんが愛した海は、私たち日本人のみならず、この惑星(ほし)に生きるすべての人にとってのかけがえのない宝の海なのです。

そんな坂田の海から反対を振り向くと、海から一気に聳える美しい山が目に入ってきます。真冬でも緑あふれる館山市の最高峰、房の大山です。わずか193.6メートルの山ですが、頂上から眼下に広がる大海原の絶景を求めて訪れる多くのハイカーに愛され、賑わう山です。

今、その房の大山の谷間に、残土処分場が計画され、すでに搬入路の工事が始められています。計画によると、100万立方メートルの残土がそのふもとを埋め尽くす、ということです。100万立方メートルということは、1メートルの立方体が100万個、きっと景色がかわってしまうような大量の残土が運び込まれることになります。日本各地では、残土処分場による環境破壊が報告されていることもあり、多くの人がこの計画に憂慮しています。

私たちの今のライフスタイルは、多くのゴミや残土を生み出しています。こんなかけがのない場所にどうして残土処分場を作らなければいけないのか、私たちは考えなくてはいけないのでしょう。これは私たちから私たちへ突きつけられた問題でもあります。

一度破壊された自然は決してもとの自然に戻ることはありません。安全性が確保できるまでは、この坂田の海、そして山を、さらに多くの生命(いのち)を失うことのないように、計画の中止を求めたいと思います。未来の子どもたちが、坂田の海や山で遊ぶ姿を想像して下さい。私たちには、その姿を現実のものとして実現させる責任があります。未来の子どもたちのために、みなさまのご協力をお願いしたいのです。どうぞよろしくお願いします。

房総半島の自然を学び文明と環境を考える会 代表・真魚長明

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by r-peeps | 2011-09-29 09:51
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